ひとりぐらしの真夜中

"I have a new philosophy" 暮らしの小ネタ集。

使い切るために使わない

実家に泊まっていると友達の家に泊まりに行っていた妹がその友達からもらったという大量の化粧品を持って帰ってきた。

コスメ好きのわたしも物色した、使いかけのアイシャドウであったり、買ったまま箱から出してもないような口紅だったり。

香水もたくさんもらってきて、セレブが好きそうなかおりだねーとか母も交えて話しながら。

自分が使ってる化粧品の汚れはそこまで気にならないのに、他人が使っていた化粧品というのは汚れが目立つ気がして、ひとつひとつ綺麗に拭いてあげた。そして不思議だけど、自分の化粧品は綺麗にしようと思わないのに、人のものなら綺麗にしたくなった。

すると妹も乗り出してきて、やってと言わんばかりに自分の部屋からこれまた大量の自分で買った化粧品を持ってきた。

わたしも持ち物を減らしたいと長年思ってる割に相当持ってる方だと思っていたけど、妹のそれはまぁすごい量だった。ひとつひとつ綺麗に拭いて、カテゴリー毎に分けるのを手伝った。

これも不思議なもので、こういうことは一人でやっていても途中でやりたくなくなってくるのに、何人かでやると捗る。

使いきらないと捨てられない、と妹は言った。
ほかの人ならこれはもう捨てていいだろうと思うようなものも、最後の最後まで使い切るし、逆にブランドのついた高級な化粧品は勿体無くて使えないのだという。

使いかけの化粧品を見せてもらったけど、すごい物持ちの良さである。

使い切る、ということは気持ちがいい。
わたしもなるべくものは使い切りたいと思う。
だけど使い切る為に使う、というのは本末転倒だし、楽しくない使い方だと思う。

拭いた後、カテゴリー毎に分けて収納した。
毎日違う化粧品を使って選ぶ楽しみを持つのはどう?と提案した。
綺麗に拭いて、綺麗に並べたら、プロのメイクさんみたいなメイクボックスが完成した。

新しく買うのは楽しい。少し経つと飽きてきたり、最初の楽しさはどんどん失われていく。だけど、綺麗にしたり、整理したらまた違う楽しさが見つかったりする。

もう2度と化粧品は買わないでおこう、わたしもなくなったらこのメイクボックスを覗くよ、と妹と誓い合ったが、きっとまた買ってしまうだろうなぁ。笑